稀勢 新小結を圧倒「いこうと思えばまだいけた」

[ 2014年9月3日 17:15 ]

 先場所で9勝に終わった大関稀勢の里は3日、東京都墨田区の田子ノ浦部屋で、出稽古に訪れた新小結の常幸龍らと20番取って19勝し、内容も充実していた。

 常幸龍とは16番で、左四つからの寄り、馬力十分の突き、押しで圧倒。「(相手は)勢いもあるし、うまい。いい稽古になりました」と警戒しつつ「疲れもないし、いこうと思えば、まだいけた」と納得の口ぶりだった。

 常幸龍は最初に出足のいい寄り切りで勝った以外は得意の右四つになれず、大関との実力差を痛感することになった。経験を前向きに捉え「まだスタミナが足りない。1番勝ったことは、いい意味で勘違いしていい」とうなずいた。

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2014年9月3日のニュース