松山は57位フィニッシュ、風邪で体調不良 アドレスにずれ

[ 2014年9月3日 05:30 ]

ドイツ銀行選手権最終ラウンド、10番でラフから第3打を放つ松山英樹

USPGAツアー ドイツ銀行選手権最終日

(9月1日 米マサチューセッツ州ノートン TPCボストン=7216ヤード、パー71)
 34位で出た松山英樹(22=LEXUS)は2バーディー、5ボギーの74と崩れ、通算イーブンパーで57位に終わった。フェデックス・カップ・ポイントのランクはプレーオフ最終戦に出場できるぎりぎりの30位に後退した。予選落ちだった石川遼(22=CASIO)はランク72位となり上位70人で争うプレーオフ第3戦の出場権を逃した。66のクリス・カーク(29=米国)が通算15アンダーで今季2勝目、ツアー通算3勝目を挙げた。

 力強いスイングが特徴の松山らしい姿はなかった。前日から風邪をこじらせ、インタビュー時も鼻声。体にだるさを感じながらプレーした最終日は74と崩れ34位から57位に順位を落とした。精彩を欠いた一日に「構えた時点でうまくいく感じがしなかった」と肩を落とした。

 7番パー5はフェアウエーから残り60ヤードの第3打をダフリ20ヤードほどしか飛ばず。「バーディーを取りたいシチュエーションで、考えがまとまらないうちに打ってしまった」とあきれ顔だった。パットもカップのふちで止まることが多く33パットを要した。2年前に出場した全米アマチュア選手権と同じ会場で行われる第3戦へ「頑張らないと最終戦にいけなくなっちゃうので(次戦で)優勝争いに加われるようにしたい」と気を引き締め直した。

 ≪遼PO第3戦アウト≫可能性を信じてプレーオフ第3戦のBMW選手権(米コロラド州)の会場で調整していた石川だったが朗報は届かなかった。石川にとっての今シーズンは終了し「来シーズンはもう一つ、二つ先まで進めるようにがんばります」と自身のブログに気持ちを記した。3日にも帰国する予定で、18日に開幕する国内ツアーのANAオープン(北海道・札幌GC輪厚C)に出場する。

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2014年9月3日のニュース