白鵬30度目Vへいきなり難敵 初日は安美錦と対戦

[ 2014年7月12日 05:30 ]

ぶつかり稽古で部屋の後輩に胸を出す白鵬(右)

 13日に初日を迎える大相撲名古屋場所の取組編成会議が11日、会場の愛知県体育館で行われ、30回目の優勝を狙う横綱・白鵬(29=宮城野)は初日に小結・安美錦(35=伊勢ケ浜)、2日目に平幕・松鳳山(30=松ケ根)との対戦が決まった。

 大台を目前にして、いきなり難敵を迎える。安美錦には通算32勝4敗と圧倒しているが、今回と同じく初日に対戦した12年夏場所では苦杯を喫した。この場所は黒星発進が尾を引いたのか中盤で3連敗するなど、横綱昇進後ワーストの10勝5敗だった。「早々に大台に乗せたい」という思いを成就させるには初日がポイントとなる。

 この日は名古屋市内の宮城野部屋で幕下の宝香鵬に胸を出した。本人はコメントしなかったが、力強い動きを見届けた師匠の宮城野親方(元幕内・竹葉山)は「万全」と太鼓判を押した。

 心強い援軍もある。同市守山区にある倶利伽羅(くりから)不動寺の森下永敏住職の訪問を受け、願い事と経文が墨痕鮮やかに記された腹帯を贈られた。同寺にはモンゴルで広く信仰されているチベット仏教の伽藍(がらん)が併設され、7日に白鵬が参拝したという。森下住職は「何としても優勝していただきたい」とエールを送った。

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2014年7月12日のニュース