初日首位の上原、失速通算3オーバー 15番痛恨トリプル

[ 2014年7月12日 05:30 ]

第2ラウンドの1番、ティーショットを放つ上原彩子

USLPGAツアー 全英リコー女子オープン第2日

(7月11日 英国サウスポート ロイヤルバークデールGC=6458ヤード、パー72)
 首位で出た上原の第2ラウンドは厳しい展開となった。序盤からティーショットが定まらず左へ曲げる場面が続いたが、前半は3バーディー、3ボギーと耐えてイーブンで折り返し。だが、10、11番で連続ボギーを叩くと、13番のダブルボギーで初日の貯金を吐き出した。そして、第1打を左の茂みに入れた15番パー5で6オン、2パット。痛恨のトリプルボギーで通算3オーバーに落として上位から脱落した。

 2度目の全英で初日首位と最高のスタート。「いいスタートが切れたが、あと3日間もある」。海沿いのリンクス特有の強風と複雑な傾斜でコースの難度は高い。リーダーズボードの頂点にある自身の名を確認しながら上原は気を引き締めた。

 1日に英国入りして体を休めながら今大会に向けて調整してきた。「調子自体はいいです。4日間は絶対に戦いたい」と予選突破を目標に掲げて臨んだ大舞台。今季のメジャー2試合は予選落ちしていたが、オフから課題だったパットも修正して初日の好発進につなげた。

 「風が吹いたら我慢勝負。パーが一番、と考えていかないと」という狙いは外れ、2日目に失速して大きくスコアを落とす展開となったが、2日トータルで奮闘した。

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2014年7月12日のニュース