さくら 66も悔し2打差2位“ミセス初V”お預け

[ 2014年7月7日 05:30 ]

ホールアウト後、夫の森川陽太郎さんから出迎えられる横峯さくら

女子ゴルフツアー 日医工女子オープン最終日

(7月6日 富山市 八尾カントリークラブ=6454ヤード、パー72)
 3位で出た横峯さくら(28=エプソン)は66で通算15アンダーに伸ばしたものの、2打及ばずに2位に終わった。それでも3日間ボギーなしで内容は充実。国内ツアーを一時離脱する前の一戦で存在感を見せた。日本参戦1年目のジョン・ヨンジュ(22=韓国)が大会コースレコードに並ぶ65を出し、通算17アンダーでツアー初優勝。首位で出た若林舞衣子(26=ヨネックス)は76と崩れ、通算8アンダーの11位に沈んだ。
【最終R成績】

 クラブハウスに引き揚げてきた横峯は無言で夫にスコアカードを手渡した。メンタルトレーナーの森川陽太郎氏(33)とのホールアウト後の恒例行事に、寂しさが漂った。2打差の2位。ミセス初優勝は実現しなかった。

 「スコアは良かったけど、きょうは優勝しか意味がないというスタイルでいたので」と横峯は悔しさを隠さなかった。序盤に飛び出したジョン・ヨンジュを追い、7番から4連続バーディー。背後にぴたりと付いたが、2打差の15番が痛かった。3メートルに付けたものの、先に相手に8メートルのバーディーパットを沈められ、自身はチャンスを外した。これがとどめとなった。

 それでもツアーの第一人者の責任は果たした。3日間ボギーなしでV争いに絡み、賞金ランク上位20人のうち13人が欠場した大会で存在感を見せた。国別対抗戦(米国)への出場などで、しばらく国内ツアーを離れる。次戦は8月のmeijiカップになる予定。「(年間)1億円プレーヤーを目指して自分にプレッシャーをかけながらやりたい」。今季18試合が終わり、外国勢が半分以上の10勝。立ちはだかる役目は横峯も担っている。

続きを表示

2014年7月7日のニュース