「物足りない」稀勢の里 来場所全勝Vでも綱見送りか

[ 2014年5月27日 05:30 ]

優勝した白鵬に続く13勝2敗で準優勝となった稀勢の里(右)だったが…。左は北の湖理事長

 場所後恒例の横綱審議委員会(横審)が東京・両国国技館で9人(定員11人)の委員が出席して行われ、夏場所で優勝した白鵬(29=宮城野部屋)に次ぐ13勝2敗で準優勝となった大関・稀勢の里(27=田子ノ浦部屋)について、名古屋場所(7月13日初日、愛知県体育館)で全勝優勝しても内容が伴わなければ横綱昇進を見送る可能性を示唆した。

 稀勢の里の綱獲りについては、会合で北の湖理事長(元横綱)から「全勝優勝でも相撲内容にもよる。現時点では分からない」と説明されたという。横審の内山斉委員長(読売新聞グループ本社顧問)は「全勝優勝でも(昇進するか)分からないのは残念。確かに稀勢の里は下位力士に取りこぼすことがあって物足りない感じがする」と慎重な口ぶりに終始した。

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2014年5月27日のニュース