日本男子 400メートルリレー世界切符!最低限目標クリア

[ 2014年5月27日 05:30 ]

男子400メートルリレーで、場内の声援に応えながら入場する(左から)大瀬戸一馬、高瀬慧、桐生祥秀、飯塚翔太

 陸上の第1回世界リレー大会最終日は25日、バハマのナッソーで行われ、男子400メートルリレー決勝で大瀬戸一馬(19=法大)高瀬慧(25=富士通)桐生祥秀(18=東洋大)飯塚翔太(22=ミズノ)の日本は38秒40で5位に入った。38秒03の日本記録には及ばなかったが、来夏の世界選手権(北京)の出場権を獲得した。ジャマイカが37秒77で優勝。男子1600メートルリレーの日本は9~16位決定レースで3分3秒24の2着となり、全体で10位。米国が2分57秒25で勝った。

 カリブ海に浮かぶバハマで18歳が激走だ。大瀬戸が好スタートで高瀬につなぎ、3走は100メートルで9秒台の期待がかかる桐生。「個人だと緊張してしまうが、盛り上がっていた。ウオーミングアップからワクワクしていた」。

 昨夏の世界選手権ではバトンを渡すだけの1走だったワンダーボーイは、バトンを受けて加速するとアンカーの飯塚にスムーズに渡した。予選の38秒34からタイムを落とし、日本記録の38秒03にも遠く及ばなかったが、上位8チームに与えられる世界選手権の出場権は確保。最低限の目標はクリアした。

 「狙えるだけ上を狙う」と桐生が意気込んでいた第1回の世界リレーも終わり、6月6日には日本選手権(福島)が開幕。昨年の100メートルは山県に完敗の2位。日本初の9秒台で初の日本一をつかみ取る。

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