上村愛子さん 笑顔晴れやか…原点・白馬で引退セレモニー

[ 2014年4月13日 16:25 ]

引退セレモニーで競技生活を振り返るフリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子さん

 フリースタイルスキー女子モーグルで1998年長野から5大会連続で冬季五輪に入賞し、今季限りで現役を退いた上村愛子さん(34)の引退セレモニーが13日、競技生活の原点の長野県白馬村で開かれ「自分のあしたと未来に希望を持って取り組めた20年だった」と振り返った。

 春の暖かな日差しの中、地元大会の前走としてファンに滑りも披露。拍手とともに「お疲れさま」とねぎらいの言葉を掛けられた。長野五輪で里谷多英さん(37)の金メダル獲得を間近で見て「もっと成績を出せる選手になりたいと思った」と明かした。五輪で一歩ずつ順位を上げたことについて「最後まで金メダルという目標を下げなかったから前に進めた」と晴れやかな表情を見せた。

 最後の出場で惜しくもメダルに届かなかったソチ五輪も「もしかしたら銅メダルという気持ちもあったけど、みんなに認めてもらえる滑りはできた」と笑みを交えて語った。

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2014年4月13日のニュース