大也 200MバタフライVも「公介とは差を感じる」

[ 2014年4月13日 05:30 ]

男子200メートルバタフライで優勝した瀬戸

競泳日本選手権第3日

(4月12日 東京辰巳国際水泳場)
 萩野同様に2種目に出場した瀬戸には、2つの感情が入り交じった。

 「狙って優勝できた」という喜びと「公介とはまだ差を感じる」という悔しさ。200メートルバタフライでは自己ベストには及ばなかったが、最後に平井をかわして優勝。世界選手権を制した個人メドレーでなく、バタフライで初の日本選手権を勝ち獲り「世界は獲れても日本は獲れてなかった。どの種目でもいいから獲ってみたかった」と望み通りの結果に満足げだった。

 一方で約20分のインターバルで臨んだ200メートル個人メドレーは逆の結果。自己ベストをマークして派遣標準記録を突破したものの3位に終わり、この種目でのアジア大会代表入りを逃した。「貪欲にもう1種目の代表を狙っていたけど、ここで勝てないのは本物じゃない」と、2種目で日本記録を出した萩野と自分の力を照らし合わせた。

 ▽競泳代表選考 代表枠は8月下旬にオーストラリアで開催されるパンパシフィック選手権が男女計52人まで、9月中旬開幕の仁川アジア大会は計38人まで。原則として、日本選手権の各種目で日本水連の派遣標準記録を突破し3位以内に入ればパンパシフィック選手権の代表となり、2位以内ならアジア大会代表にも入る。日本選手権で派遣標準記録を切った選手が少ない場合は、6月のジャパン・オープンの結果も加味し代表を追加する。

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2014年4月13日のニュース