久光製薬 リベンジ連覇!中田監督“禁破り”で選手躍動

[ 2014年4月13日 05:30 ]

2季連続4度目の優勝を決め、トロフィーを掲げ喜ぶ久光製薬の選手

プレミアリーグ決勝ラウンド第7日 久光製薬3―1岡山シーガルズ

(4月12日 東京体育館)
 女子決勝は久光製薬が岡山シーガルズを3―1で下し、2連覇を達成した。通算4度目の優勝。昨シーズンから指揮を執る元日本代表セッターの中田久美監督(48)の下、2週間前の4チーム総当たりでのセミファイナルで0―3で敗れた相手に、終始、試合の主導権を握った。久光製薬はアジア一を目指し、17日に開幕するアジアクラブ選手権(タイ・ナコンパトム)に臨む。

 リーグ創設20年目という節目のシーズンで連覇を達成。第4セット、野本のアタックで、全日本選手権との2冠が決まると、中田監督の目は見る見るうちに潤んでいった。「連覇が懸かる中で大きな荷物(重圧)を選手一人一人が背負ってくれた」。プレッシャーと闘いながら大仕事を成し遂げた選手を称えた。

 セミファイナルでは0―3で完敗。この2週間は対策を絞って練習を重ねたが、試合当日になっても選手の表情は硬いままだった。「選手の自立」を目標に掲げ、シーズン中から声を掛ける頻度を減らした中田監督だが、禁を破って午前中に緊急ミーティングを開催。「データは見ないでいいから経験を生かして臨もう」と助言すると、選手は本来の力を発揮した。チーム最多20点を挙げた長岡は「昨年より苦しいことがあったが、チーム一丸で乗り越えられた」と最高の笑顔を見せた。

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2014年4月13日のニュース