19歳・光里きた!“歴代3位”プロ転向9戦目Vへ3位浮上

[ 2014年4月13日 05:30 ]

5番、ティーショットを放つ藤田光里

女子ゴルフツアー スタジオアリス女子オープン第2日

(4月12日 兵庫県三木市 花屋敷ゴルフ倶楽部よかわコース=6376ヤード、パー72)
 ルーキーの藤田光里(ひかり、19=Leopalace21)が4バーディー、1ボギーの69をマークし、通算5アンダーで6位から3位に浮上した。風邪の症状に苦しみながら、持ち味の飛距離を生かしてスコアを伸ばした。首位、O・サタヤ(30=タイ)とは4打差。最終日は日本選手歴代3位に並ぶプロ転向後9試合目での優勝を目指す。

 大技よし、小技もよしと来ればスコアは伸びる。19歳の藤田は4バーディーのうち3つがパー5。平均260ヤードの1Wでフェアウエーを捉え、ショートゲームでピンに絡めた。2、10、16番はいずれも第3打をSWで2メートル以内に付けてのバーディー。ボギーを1つに抑えてプロ初の60台となる69に「初日よりショットが良く、ピンに付くことが多かった」と会見では充実の表情を見せた。

 会心のスコアとは裏腹にラウンド中は表情を曇らせる場面もあった。原因は体調。「先週の最終日に風邪をひいてしまって」と、37度の微熱が続き、初日は気だるさとの戦い。2日目は熱は引いたものの、今度はせきが敵となった。集中力を保ちづらい中、頼みのドライバーショットでリズムをつくった。

 逆転優勝ならプロ転向後9試合目で、日本選手3位に並ぶ速さとなる。注目されれば力を発揮するタイプ。札幌・西岡中時代は演劇会の主役格、音楽会では指揮者をしたクラスの中心人物。「いつも目立つところにいました」。初の最終日最終組をプラス材料に変え、スポットライトを浴びる。

 ≪史上7番目の年少記録に≫プロ9試合目の藤田は勝てば試合数で日本選手3位に並ぶスピード記録となるが、19歳199日での優勝も史上7番目の年少記録にもなる。

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2014年4月13日のニュース