全日本選抜体重別 世界王者大野が初優勝「意地だけで勝った」

[ 2014年4月6日 17:35 ]

 柔道の世界選手権(8月・チェリャビンスク=ロシア)代表選考会を兼ねた全日本選抜体重別選手権最終日は6日、福岡国際センターで男女計7階級が行われ、男子73キロ級は昨年の世界王者で22歳の大野将平(旭化成)がロンドン五輪銀メダルで24歳の中矢力(ALSOK)に一本勝ちし、初優勝した。中矢は3連覇を逃した。

 男子は60キロ級で昨年の世界選手権覇者の高藤直寿(東海大)と、66キロ級で21歳の高市賢悟(東海大)が初優勝した。ロンドン五輪銅メダルで世界選手権2連覇中の海老沼匡(パーク24)は準決勝で高市に一本負け。81キロ級は20歳の永瀬貴規(筑波大)が初優勝した。

 女子は78キロ超級決勝で山部佳苗(ミキハウス)が昨年の世界選手権銅メダルの田知本愛(ALSOK)に優勢勝ちして初制覇。78キロ級は佐藤瑠香(コマツ)、70キロ級はヌンイラ華蓮(了徳寺学園職)が2連覇した。

 ▼大野将平の話 久々に試合ができて楽しかった。勝ち負けを気にせず、柔道ができる喜びを感じた。きょうは技術も体力も何もなく、意地だけで勝った。今度は観客が喜ぶような試合をしたい。

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2014年4月6日のニュース