遼 55位後退、マスターズ出場厳しく…「流れが良くなかった」

[ 2014年4月6日 05:30 ]

第2ラウンド、1番でティーショットを放つ石川遼

USPGAツアー シェル・ヒューストン・オープン第2日

(4月4日 米テキサス州ハンブル ゴルフクラブ・オブ・ヒューストン=7441ヤード、パー72)
 石川遼(22=CASIO)のマスターズ出場は厳しくなった。38位から出て、1バーディー、3ボギーの74で回り、通算1アンダーで55位に後退。2戦ぶりの予選通過を果たしたが、首位との差は11打となり、優勝者に与えられるマスターズ(10日開幕、米ジョージア州)の出場権は遠のいた。65で回ったセルヒオ・ガルシア(34=スペイン)が通算12アンダーで首位に立った。

 パットが決まらず、スコアを2つ落とした石川は「何で入らないんだろう」と悔しさをにじませた。「フックラインがスライスになった(ような感じ)」というほどの強い風で、グリーン上の転がりにも影響が出た。

 8番は2メートルのバーディーチャンス、11番は1メートルのパーパットを外した。さらに、15番パー5では第1打を放った直後に同組のハリントンが左手痛を訴えて中断。医師が駆け付けるまで約30分の間、後続組を先に回らせる“珍事”も発生した。2打目でグリーン手前まで運び、アプローチで1メートルのチャンスにつけたが、「あそこだけ(ボールを)押し出した」と集中力を欠きパーに終わった。

 それでも、ショットは好調。マスターズ出場は厳しくなったが、「(パットが)かみ合えばいいスコアは出る」と巻き返しを誓った。

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2014年4月6日のニュース