川内 異動後初優勝 体調不良後の練習不足も2時間13分台で

[ 2014年4月6日 16:19 ]

 男子マラソンの「公務員ランナー」川内優輝(埼玉県庁)が6日、佐賀県総合運動場陸上競技場発着で行われた「さが桜マラソン」で“異動後”初レースに臨み、2時間13分2秒で優勝した。1日付で埼玉県立春日部高校定時制から、県立久喜高校定時制に異動となっていた。

 2016年リオデジャネイロ五輪への強化を目的に、この4月発足したナショナルチームのメンバーに選ばれた川内は序盤から独走、2位に10分以上差をつけた。レース後「慣れないことも多いが、しっかりペースをつかんでやっていきたい」とこれまで通り、仕事との両立に意欲を示した。

 3月末には、代表に選ばれている今秋のアジア大会の視察を兼ね、韓国・仁川でのハーフマラソンに出場したが、レース前夜に食あたりを起こし、体重が3・5キロも減った。その後は「ジョギングでも頭痛、腹痛、吐き気がして」1日1時間ほどしか練習できなかったという。だが「たくさん応援を受けて体調が戻ったので、出てよかった。アジア大会に向け、気持ちよくやっていけそうな気がする」と話した。

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2014年4月6日のニュース