さくら 一夜でショット修正、36位急浮上 エース惜しい一打も

[ 2014年4月6日 05:30 ]

第2ラウンド、6番でアプローチショットを放つ横峯さくら

USLPGAツアー クラフト・ナビスコ選手権第2日

(4月4日 米カリフォルニア州ランチョミラージュ ミッションヒルズCCダイナショアC=6738ヤード、パー72)
 メジャー初戦の第2ラウンドで、60位から出た横峯さくら(28=エプソン)は4バーディー、2ボギーの70と伸ばし、通算1オーバー、145で日本勢最高の36位に浮上した。宮里藍(28=サントリー)は71で回り、通算4オーバーの64位で予選を通過。レキシー・トンプソン(19=米国)と朴セリ(36=韓国)が通算7アンダーで首位に立った。

 一夜でショットを修正した。初日60位から36位と順位を上げた横峯は「グリーンが読みもスピードも難しい。メジャーという感じ」とパットにはてこずったが、上位浮上への手応えを得た。

 圧巻は5番パー3。もう少しでホールインワンかという絶妙な一打はピン手前10センチにピタリとついた。軽々バーディーを奪うと、後半もアイアンショットは上々。16番パー4は第2打を1メートルにつけてこの日4つ目のバーディーを奪った。

 第1ラウンドはパーオンが18ホール中6ホールのみとショットに苦戦。ラウンド後に練習場へ直行し、「スタンスの幅が狭く、ボールとの距離が近い」と気付いた。この日は、構えてから仕切り直す場面が見られたが、それほどスタンス幅を意識。その結果、16ホールでパーオンに成功した。

 これまでは国内ツアーを優先してきたが、今季は「小さい頃の夢がメジャーでの優勝争い。挑戦という形でやってみたい」と海外メジャーに積極参戦する方針だ。04年にプロ転向して11年目。日本でトップ選手として走り続けた28歳が大舞台でのチャージを狙う。

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2014年4月6日のニュース