内村　準完全で大差Ｖ、１０月の世界選手権内定　Ｗ杯東京大会

最終種目の鉄棒を終え、ガッツポーズする内村航平

　個人総合で争う体操のＷ杯シリーズ東京大会が東京体育館で行われ、１２年ロンドン五輪金メダルの内村航平（２５＝コナミ）が、合計９２・８９８点で２位に２・６６７点の大差を付け優勝した。

　６種目中、平行棒以外の５種目が得点１位の準完全Ｖで、国内外合わせて個人総合２７連勝。１０月の世界選手権（中国・南寧）出場の内定を得たが「（自己採点は）６０点くらい」と厳しく振り返った。昨年は右肩などのケガがあり、難度を示すＤスコア（演技価値点）を下げた構成で世界選手権を４連覇。ケガが癒えた今年は「もっと難しいことをやって、評価されればうれしい」と再び難度を上げ、その初戦で完勝した。