東京五輪組織委人事 JOC会長「決まったわけではない」

[ 2014年1月9日 18:51 ]

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長は9日、政府などが2020年東京五輪組織委員会会長に森喜朗元首相で最終調整に入ったことについて「決まったわけではない。(国、東京都、JOCの)3者会談で決まる」と述べ、まだ一本化されていないとの考えを示した。

 会長には財界からの起用を望む声も強く、日本体協会長でもあるトヨタ自動車の張富士夫名誉会長や元経団連会長の御手洗冨士夫キヤノン会長らが候補だった。竹田会長は人選について「私には私の考えもある」とし、財界人の就任は「可能性が全くなくなったわけではない」と述べた。

 組織委は開催都市である東京都とJOCが設立する。政府主導の動きに、東京都の幹部は「都としては経済界からという意向だった。全く聞いていない」と困惑気味だった。

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2014年1月9日のニュース