伊藤みき 五輪諦めない…手術なら全治8か月の診断も

[ 2013年12月17日 05:30 ]

ソチ五輪を目指す伊藤は右ひざのリハビリを行ってから会見場に

 フリースタイルスキー・モーグル女子の伊藤みき(26=北野建設)が、都内の味の素ナショナルトレーニングセンターで会見し、右膝の手術を回避してソチ五輪を目指す考えを示した。

 松葉づえをついて姿を見せた伊藤は「この4年間はどんなに思い通りにいかなくても目標を変えずに取り組んできた。ケガでも変えずにいこうと思った」と話した。7日のフィンランドでの練習中に、新技のDスピンの着地に失敗して右膝前十字じん帯を損傷。現地の医師にはソチ断念を勧められ、帰国後の再検査でも「手術をして全治8カ月くらいのケガ」と診断されたという。ソチまで2カ月足らず。林辰男フリースタイル部長も「熱い思いだけでは難しいところも出てくるだろう」と険しい表情を浮かべた。全日本スキー連盟が五輪派遣選手を決める1月21日が出否判断の目安となるが、リハビリ開始はこれからで雪上練習の再開時期も未定。伊藤は「ソチが終わったら手術するから(右膝には)頑張ってもらう」と奇跡を信じてわずかな時間に全てを注ぎ込む覚悟だ。

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