ラグビー日本代表、ノートライ完敗…世界最強NZに6―54

[ 2013年11月2日 15:46 ]

<日本代表・ニュージーランド代表>ノーサイド直前、福岡(右)はマコウのタックルを受けながらもトライを狙う

 ラグビー日本代表は2日、東京・秩父宮ラグビー場で世界ランキング1位のニュージーランド代表オールブラックスとテストマッチ「リポビタンDチャレンジカップ2013」を行い、計8トライを許して6―54で敗れ、6月のウェールズ戦の金星の再現はならなかった。

 立ち上がりはニュージーランドと互角に渡り合った日本だったが、前半9分にミスから失点。ニュージーランドのハイパントをNo・8のホラニが落としてしまい、これを拾った相手WTBのC・ピウタウが先制トライを決めた。日本は同13、22分にFB五郎丸がペナルティーゴールを成功させて6―7と1点差に。しかし4分後にFLのS・ケインに右中間にトライを決められると、同28、31分にもトライを許し、6―28で前半を折り返した。

 後半も4トライを許した日本は終了間際、連続攻撃から最後はWTB福岡が左タッチライン際ぎりぎりにトライを決めたかに見えたが、トライは認められずノーサイド。それでも48点差はこれまでの対戦で最少で、日本の進化を見せた一戦となった。

 日本は過去、ニュージーランドと親善試合で2度、W杯で2度対戦。1987年の親善試合は0―74、同11月は4―106で大敗し、95年W杯では17―145、2011年W杯では7―83で敗れている。

 ▼ジョーンズ日本代表ヘッドコーチの話 最初の20分間は良かった。世界のトップ10に勝つためには同じことを50分間続けなくてはいけない。われわれの目標はこれからの2年間だ。

 ▼五郎丸歩の話 自分たちの力を出し切れないまま80分が終わってしまった。ニュージーランドがそこまですごいとは感じなかった。もっと戦えるはず。次の欧州遠征では結果を出したい。

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2013年11月2日のニュース