佳菜子は4位「緊張して考えすぎてしまった」今井は6位

[ 2013年11月2日 19:18 ]

演技を終え、苦笑する村上佳菜子

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯最終日は2日、北京の首都体育館で女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)で4位だった18歳の村上佳菜子(中京大)はフリーで108・62点、合計165・95点で4位、SP5位の今井遥(ムサシノク)はフリーで95.51点、合計150・30点と伸ばせず6位に終わった。

 村上は、映画「愛のイエントル」から「パパ、見守って下さい」の音楽に合わせ、SPとはガラリとイメージを変えたしっとりとした演技を見せた。後半に2つのジャンプで回転が抜けるミスもあったが、大人の雰囲気で滑り切った。今井は、転倒などジャンプのミスもあり、得点を伸ばすことができなかった。

 15歳のアンナ・ポゴリラヤ(ロシア)がフリーで118・38点、合計178・62点を出し、GPシリーズ初優勝。12年の世界選手権女王のカロリーナ・コストナー(イタリア)は転倒もありフリー110・6点、合計173・40点で2位。SP首位のアデリナ・ソトニコワ(ロシア)はフリー108・67点、合計174点70点で3位に終わった。

 ▽村上佳菜子の話 ジャンプがうまくいかなくて悔しい。感情は(約1カ月前の)ジャパン・オープンの時よりも出せたと思う。後半のジャンプは緊張して考えすぎてしまった。たくさん練習しないといけない。

 ▽今井遥の話 (中盤の)ステップから体が苦しくなって、ジャンプに集中できなかった。こんなに疲れるとは思わなかった。今回はリンクが暑かった。こういう経験を大事にしたい。

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