明子 3位発進も「凄くうれしかった」観客の心つかみ笑顔

[ 2013年10月27日 06:00 ]

女子SPで3位につけた鈴木明子

フィギュアスケートGPシリーズ第2戦スケートカナダ第1日・女子SP

(10月25日 カナダ・セントジョン)
 観客のハートをつかんだ。鈴木の演技が終わると観客が1人、また1人と立って拍手を送る。シャンソンの名曲「愛の讃歌」に乗せ、約20年間の競技生活を描き出す現役最後のSP。冒頭の3―3回転ジャンプのわずかなミスで3位発進となったが、演技点ではトップと表現力で存在感を示した。

 「こういう反応が欲しいなと思って滑った。凄くうれしかった」。スケートとの出合い、拒食症で競技を離れた苦悩の日々、そして滑る喜びに満ちた現在の自分を表現するSP。年齢について問われると「毎回この質問が来る年になってしまった」と苦笑いする28歳が、スケート人生が詰まったプログラムを情感豊かに舞った。

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