松山組 ウッズ組に惜敗「調子の波はある。自分の責任」

[ 2013年10月7日 06:00 ]

第3R、ラインを読む松山(左)とウッズ

プレジデンツ・カップ第3日

(10月5日 米オハイオ州ダブリン ミュアフィールドビレッジゴルフクラブ=7354ヤード、パー72)
 2人のいい方のスコアを採用するフォアボール、2人で1つの球を交互に打つフォアサムを各5試合行った。フォアボールで松山英樹(21=東北福祉大)はアダム・スコット(33=オーストラリア)と組み、タイガー・ウッズ(37)、マット・クーチャー(35)組に1ダウンで敗れた。フォアサムは4試合が日没サスペンデッドになり最終日に再開されたが、松山、スコット組はビル・ハース(31)、スティーブ・ストリッカー(46)組に4&3で敗れた。

 フォアボールの18番。5メートルのバーディーパットを外した松山はパターを折り曲げるようなしぐさで怒りを表現した。「いいショットが1発あっても勝つことができない。勝つには凄く大変だと思った」。ウッズ相手に奮闘。勝ったホールは全て松山のスコアが採用されたが、最後は強さを見せつけられた。

 1、3番で松山がバーディーを奪い2アップ。その直後、ウッズが流れを変えた。4番から3連続バーディーで一気にオールスクエアに。さらに15番パー5で手前1メートルに2オン。イーグルで米国ペアがリードを広げた。

 ここまでの2戦を圧勝していたウッズ、クーチャー組との対戦を前にスコットから忠告された。「相手のプレーを見るな」。松山はプレーに集中。16番で5メートルのバーディーパットを沈めるなど貢献した。だが、世界ランク2位のスコットの不振も響き、同1位と同8位の強豪ペアに屈し「調子の波はある。カバーしきれなかったのは自分の責任」と嘆いた。

 その後に行われたフォアサムは日没サスペンデッドとなり2日がかりの戦いとなったが、松山、スコット組は、ハース、ストリッカーの実力者コンビに完敗した。松山は最後のシングルスに切り替えた。

 ≪最終日はメイハンに敗れる≫最終日のシングルスで松山は世界ランク26位のメイハンと対戦した。1、2番は両者ともにパー。3番で相手がボギーを叩いてリードしたが4番パー3でバーディーを奪われてオールスクエア。5番パー5ではティーショットを300ヤード飛ばして2オンに成功し2パットでバーディーとし1アップ。しかし、メイハンは6番から連続バーディー。7番を終えて松山は1ダウンとなった。その後も粘りを見せるが3&2で敗れた。

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2013年10月7日のニュース