小川直也長男・雄勢 国体で少年男子団体3位導く

[ 2013年10月7日 06:00 ]

東京の3位に貢献した小川雄勢(右)と父の小川直也

 国民体育大会「スポーツ祭東京2013」第9日は6日行われ、プロレスラー小川直也の長男・小川雄勢(17=修徳高2年)が柔道少年男子に東京代表の一員として出場。85年の父に続く“親子V”は逃したが、3位に導いた。決勝では神奈川が千葉を下し2年ぶり9度目の優勝。陸上の成年少年共通400メートルリレーは男子で桐生祥秀(17=京都・洛南高)を擁する京都が7日の準決勝に進んだ。フェンシングの成年男子エペではフルーレ優勝で太田雄貴(27=森永製菓)のいる東京が3回戦に進出した。

 何もかもが父親譲りだ。1メートル88、135キロという恵まれた体格。パワーを生かして奥襟で相手を揺さぶる柔道スタイル。ただし、父が高3時に残した優勝にはあと一歩及ばなかった。千葉との準決勝、勝敗の懸かった大将戦でインターハイ王者のウルフアロンに一本負け。小川は「全体的にあまりよくなかった。プレッシャーも感じた」と不満げに口をとがらせた。

 父がアトランタ五輪で敗れ、引退を決意した96年7月20日に生まれた。幼少の頃はクラシックバレエを習っていたが、小4から柔道を始めてメキメキと成長。東京五輪のある7年後は、父が五輪に初出場した時と同じ24歳になっている。会場で見守った父・直也は「俺の高2の時よりも強い。まだ未完成だし、これからが楽しみ。やるからには俺以上の選手になってほしい」と期待を込めた。

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2013年10月7日のニュース