藍１３番でバンカー悪夢の９打「上々の滑り出し」も…

第２ラウンド、12番で第２打を放つ宮里藍

ＵＳＬＰＧＡツアー　全英リコー女子オープン第２日

（　英国セントアンドリュース　セントアンドリュース・オールドコース＝６６７２ヤード、パー７２）
　宮里がリンクスのワナにはまった。午後スタートで強風の中でのプレーを強いられ、スコアを落とした。１２番までで２ボギー。そして１３番で悪夢が襲った。

　３打目をグリーン脇のポットバンカーに打ち込み、脱出を図った一打は身長より高いアゴに阻まれ再びバンカーへ。しかもアゴに近すぎてスイングができないため、バンカーの中央付近に戻さざるを得なかった。脱出に３打を要して６オン。このホール合計９を叩き、通算４オーバーでホールアウト。予選通過が厳しくなった。

　第１日は６９をマークして１８位と好位置につけ「上々の滑り出し。内容は凄くいい」と話していた。６月の全米女子オープン後に約１カ月間オフを取ったことで「いい精神状態でプレーできている」とモチベーションも上がっていた。しかし、吹き付ける海風の中、悲願のメジャー制覇は遠のいた。

　▼宮里藍　１３番はミスが続いて切り抜けられなかった。惜しいパットがたくさんあった。本当に運がないな、という一日だった。