全柔連 執行部後任探しへ新体制検討チーム発足

[ 2013年8月2日 06:00 ]

常務理事会を終え会見する宇野博昌・広報委員長(左)と山下泰裕理事

 全日本柔道連盟(全柔連)は1日、東京都文京区の講道館で初めての常務理事会を開き、今月末での辞任を表明した上村春樹会長(62)ら執行部の後任探しのため、新体制検討チームを発足させた。

 理事会後に会見した宇野博昌広報委員長によれば、話し合いでは外部からの新会長招へいに異論は出なかったという。検討チームは4人で、現在の執行部は入っていない。全柔連内部の人間か、外部かは「人物の特定にあたる」として明かさなかったが、「すべて全柔連の関係の方」と説明した。会長、副会長、専務理事の選任は本来は理事会が決議すべき事柄だが、現理事会は来月中の総辞職がほぼ確実となっており、機能を果たせる状況にない。一方で内閣府から出た組織改善の勧告に対する回答期限は今月末に迫っている。そのため今回は超法規的な組織を立ち上げ、急いで外部有識者の人選を進める。新執行部には外部から複数人が入ることも考えられる。また、内閣府から求められていた一連の問題に対する「責任の所在」の明確化について、「常務理事会で草案を作って協議したい」(宇野氏)と方針を示した。

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