松山、4差16位!来季米シード獲りへ好スタート

[ 2013年7月27日 06:00 ]

8番でバンカーショットを放つ松山

USPGAツアー カナダ・オープン第1日

(7月25日 カナダ・オークビル グレンアビーGC=7253ヤード、パー72)
 来季の米ツアーのシード権獲得を目指す松山英樹(21=東北福祉大)は、パットが好調で5バーディー、2ボギーの69をマークし、3アンダーで首位と4打差の16位と好位置でスタートを切った。石川遼(21=CASIO)は72で回りイーブンパーで69位と出遅れた。ブレンダン・スティール(米国)が65を出し7アンダーで単独首位に立った。

 松山は「いいスタートが切れたと思う」と胸を張った。ショットが乱れフェアウエーキープ率は50%(全体の65位)、パーオン率は61・11%(58位)にとどまった。69の好スコアを支えたのは「最近の中で一番入ってるんじゃないかっていうくらい気持ち良くストロークできた」パットだった。

 10番は3Wの第1打を左の林へ打ち込んだが、4メートルを沈めてパー発進。11番も3メートルのパーパットを決めた。13番も第2打をクリークに入れながら4オンして3メートルをねじ込みパー。15番パー3で1メートルにつけてバーディーを奪うと、18番パー5では第2打がグリーンをオーバーしたが、60センチに寄せて2アンダー。1番は80センチ、2番は1・5メートルにつけて3連続バーディー。4番でも1つ伸ばし、5アンダーまで伸ばした。

 全英オープン最終日(21日)の夜に英国からカナダへ向かった。時差や移動の負担もある。ショット不振の原因を「少し疲れもあるのかな」と分析した。パットは「あまり変えてないけどスムーズに打てている」。大きな修正はしていないもののタッチが合った。前週はグリーンが乾いていたがグレンアビーGCは湿り気がある。コンディションの違いにも対応。パット数は26を記録した。

 この試合を含め残り4試合で賞金ランク125位相当の賞金を稼げば来季のシード権が手に入る。松山の現在の獲得額は41万7907ドル。昨年(125位で64万7510ドル)を基準に考えればあと23万ドルほど稼ぐ必要がある。その意味でも16位発進は価値ある一歩だ。

 終盤再びショットが精度を欠き2ボギーを叩いたことを「まだまだ自分に足りない部分」と反省したが「その中ではうまく回れた。しっかり休んで修正して2日目も頑張りたい。きょうみたいに崩れないようにゴルフしたい」と自信は揺らいでいない。

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2013年7月27日のニュース