稀勢の里 相手に何もさせず、3日目は栃煌山戦「これからですね」

[ 2013年7月8日 19:49 ]

稀勢の里が上手投げで時天空を破る

大相撲名古屋場所2日目

 初日は動きが硬かった稀勢の里は、うるさい時天空に何もさせなかった。左から張られたが、すぐに十分の左四つになり、押し込んでからの上手投げで仕留めた。素早く得意の形に持ち込んでの2連勝に「(足技や変化など)いろいろしてくるというのはあった。ああなるとは思わなかったのでびっくりした」と驚きを口にした。

 3日目の相手、栃煌山とは場所前の出稽古で7勝11敗と分が悪かった。北の湖理事長(元横綱)も「けんか四つなので、稀勢の里は右を差されると怖い」と分析する。

 ハイレベルの優勝が求められる綱とり場所で最初の難関。稀勢の里は「良い状態だとは思う。まあ、これからですね」と自らを鼓舞していた。

続きを表示

2013年7月8日のニュース