元日本記録保持者 初公判で教え子への乱暴を否認、無罪主張

[ 2013年7月8日 11:31 ]

 教え子の女子高生らに乱暴しようとしたとして、準強姦未遂などの罪に問われた、陸上男子110メートル障害の元日本記録保持者でスポーツトレーナーの剱持英紀被告(52)=山梨県山梨市=は8日、甲府地裁(菱田泰信裁判長)の初公判で「施術として行った」と起訴内容を否認し、無罪を主張した。

 起訴状では、4月ごろ、甲府市のホテルや経営する整体院で10代の女子高生ら2人に、美容のためと信じ込ませ、マッサージやエクササイズの指導をしながら乱暴しようとしたとしている。

 検察側は冒頭陳述で「ダイエットの方法を相談してきた教え子に効果があると説明した。(2人は)施術と考えていた」と指摘。弁護側は「誤った事実は信じ込ませていない」と主張した。

 剱持被告は1983年、陸上110メートル障害の日本記録を出した。甲府市の陸上クラブの代表を務めていた。

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2013年7月8日のニュース