マリー初優勝 英国勢77年ぶりのウィンブルドン制覇

[ 2013年7月8日 01:50 ]

男子シングルスでノバク・ジョコビッチを破って初優勝し、喜ぶアンディ・マリー

 テニスのウィンブルドン選手権最終日は7日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、男子シングルス決勝で第2シードのアンディ・マリー(英国)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6―4、7―5、6―4で破り、初優勝を果たした。英国選手としては1936年大会のフレッド・ペリー以来77年ぶり。

 A・マリーは四大大会で昨年の全米オープンに続く二つ目のタイトルで、優勝賞金160万ポンド(約2億4千万円)を獲得した。

 第1セットからミスが目立ったジョコビッチに対し、A・マリーは手堅いショットでポイントを重ね、3セットを連取した。ジョコビッチは最後まで精彩を欠き、2年ぶり2度目の制覇はならなかった。

 ◆アンディ・マリー(英国)昨年1月から元世界ランキング1位のイワン・レンドル氏(米国)の指導を受け、才能を開花させた。昨夏のロンドン五輪男子シングルスで英国選手としては104年ぶりの金メダルを獲得し、直後の全米で四大大会初優勝。兄のジェイミーもプロテニス選手。190センチ、84キロ。26歳。スコットランドのダンブレーン出身。

 ▼アンディ・マリーの話 準優勝だった昨年は厳しい経験だった。ことしは勝てて本当にうれしい。リードしていても大変だった。よく勝てたと思う。英国から優勝者が出て、みなさんにも喜んでもらえたと思う。

 ▼ノバク・ジョコビッチの話 A・マリーが優勝者にふさわしいプレーをした。彼の優勝は英国にとって偉大なことだし、よくプレッシャーを乗り越えたと思う。(共同)

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