桐生の10秒01は非公認 風向風速計使用しなかったため

[ 2013年6月14日 21:31 ]

全国高校対校選手権近畿予選会の男子100メートル決勝 10秒17で優勝した桐生祥秀

 日本陸連は14日、男子100メートルで桐生祥秀(京都・洛南高)が出した10秒01が、ルールで定められた風向風速計を使用していなかったため、国際陸連からジュニア世界記録として公認されなかったと発表した。13日付で通知があった。タイム自体は有効で、国際陸連のランキングにも記載されるという。

 桐生は4月29日の織田記念国際(広島)の予選で、追い風0・9メートルの条件でジュニア世界記録に並ぶタイムを出した。国際陸連は世界記録などに認める条件の一つに超音波式の風速計の設置を求めるが、この大会では旧式のものが使われた。

 日本陸連は9秒台突入に備え、桐生ら有力選手が出場する大会は条件を満たす機器を設置するよう求めている。

続きを表示

2013年6月14日のニュース