レスリング最終候補入りへ…IOC理事会、8候補がプレゼン終了

[ 2013年5月29日 23:48 ]

IOC理事会でのプレゼンテーションを終え、笑顔の国際レスリング連盟の関係者。上はラロビッチ会長=29日、ロシア・サンクトペテルブルク

 国際オリンピック委員会(IOC)は29日、ロシアのサンクトペテルブルクで理事会を開き、2020年夏季五輪で実施する残り1競技について審議した。候補はレスリング、統合した野球とソフトボール、空手など8競技で、有力なレスリングを含めた3競技程度に絞り込まれる見通し。

 理事会では8候補がプレゼンテーションを終了した。国際レスリング連盟(FILA)のラロビッチ会長は「3カ月間でたくさんの改革を成し遂げ、今後も続けると訴えた。改革できる強さを示した」と話した。

 世界空手連盟のエスピノス会長は「大変自信を持っている」と語った。08年北京五輪を最後に除外された野球とソフトボール、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、水上スキーのウエークボード、武術も五輪採用を訴えた。

 IOCは2月の理事会で、昨年のロンドン五輪で実施した26競技からレスリングを除いた25の中核競技を選んだ。20年五輪はこの25競技に16年リオデジャネイロ五輪から採用のゴルフとラグビー7人制を加えた27競技の実施が決まり、残り1枠を8候補が争っている。(共同)

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2013年5月29日のニュース