琴弥山 史上4位タイのスロー昇進に「やってきてよかった」

[ 2013年5月29日 19:08 ]

十両昇進を決め、佐渡ケ嶽親方(左)と握手を交わす琴弥山=29日午後、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋

大相撲名古屋場所 番付編成会議

 初土俵から所要85場所で史上4位タイのスロー昇進となった29歳の琴弥山は29日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で記者会見し「今までやってきてよかったなと思う」と、しみじみと話した。

 夏場所は西幕下2枚目で4勝と昇進の可能性は低かっただけに「冗談だろうと思った」。三段目時代に首を骨折して頭から当たれなくなったが、基礎運動を地道に積んで精進。「関取はすごく遠い存在で夢のような場所です」と満面に笑みを浮かべた。

 会見に同席した師匠の佐渡ケ嶽親方(元関脇琴ノ若)は苦労人の出世に大喜び。「こつこつとやってきたから実を結んだ」と力強く握手した。

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2013年5月29日のニュース