新十両昇進のホープ遠藤「やっと土俵に立てる」

[ 2013年5月29日 17:29 ]

十両への昇進が決まり、追手風親方(左)と握手する遠藤

 大相撲名古屋場所(7月7日初日・愛知県体育館)の番付編成会議が29日に開かれ、昨年のアマチュア横綱の遠藤(22)=本名遠藤聖大、石川県出身、追手風部屋=の新十両昇進が決まった。東京・両国国技館で記者会見し「ある意味、やっと土俵に立てるという気持ち。やるからには一番上までいきたい」と意欲を口にした。

 追手風親方(元幕内大翔山)は昇進の可能性が低いとみていた。追手風部屋は十両昇進を機に、しこ名を本名以外に変えることが多いが、今回は考える時間がなかった。遠藤は「本名で上がるのもいいかなと思う」と歓迎した。

 日大からことし春場所に幕下10枚目格付け出しでデビュー。184センチ、143キロと均整の取れた体から重心の低い攻めが光り、所要2場所で関取を射止めた。1日で10番以上取っていたアマの試合との違いを挙げ「1場所で7番しかなく、1番の重みがすごかった。でも(夏場所で)十両の方と取ってみても、頭で描いていた相撲を取れた」と胸を張る。

 整った顔立ちで人気が出そうなホープ。「上の人は圧力がある。対応しないといけない。来場所から15日間あるので、思い切っていく」と楽しみにした。

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2013年5月29日のニュース