西地区はスパーズ6年ぶりファイナル 4連勝で決めた

[ 2013年5月29日 06:00 ]

NBAプレーオフ

 西地区決勝の第4戦がメンフィスで行われ、2位スパーズが5位グリズリーズを93―86で下して4戦全勝。1回戦のレイカーズ戦に続き、今プレーオフ2度目のスイープで6年ぶり5度目のファイナル進出を決めた。ガードのトニー・パーカー(31)が今季自己最多の37得点を挙げてチームをけん引。地区決勝でのスイープ突破は03年のネッツ(対ピストンズ)以来、10年ぶりとなった。

 スパーズは3点差に詰め寄られた第4Q残り30秒からパーカーはフリースローを4本連続で成功。敵地での圧力をはねのけて、最後まで司令塔としての役目を果たした。フィールドゴールは21本中15本成功。大事な試合で成功率71・4%という驚異的な数字を叩き出し「いい気分だ。毎試合、アグレッシブにいこうと考えていたし、その通りにできた」と笑顔をのぞかせた。

 昨季の地区決勝ではサンダーに連勝しながら4連敗で苦杯。しかしパーカーは37歳のダンカンに「ファイナルにもう一度戻ろう」と約束し、有言実行で勝利をもぎ取った。チームは過去4度のファイナルで全て優勝。強いスパーズが再びNBAの大舞台に帰ってきた。

 ≪POでも自己最多≫パーカーの37得点はプレーオフでも自己最多。従来の記録は今季の地区準決勝(対ウォリアーズ)第3戦の32得点。NBAプレーオフで0勝3敗からの逆転は皆無。計108回のケース全てでグ軍を含む当該チームは敗者となった。

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2013年5月29日のニュース