水谷、岸川組のメダル確定 愛ちゃん組は準々決勝で敗退

[ 2013年5月18日 00:44 ]

男子ダブルス準々決勝 台湾ペアと対戦する岸川(右)、水谷組

 卓球の世界選手権個人戦第5日は17日、パリで行われ、男子ダブルス準々決勝で水谷隼(ビーコン・ラボ)岸川聖也(スヴェンソン)組が台湾ペアを4―2で下し、準決勝に進んだ。3位決定戦を行わないため、銅メダル以上を確定させた。

 張一博(東京アート)松平賢二(協和発酵キリン)組は台湾ペアに3―4で敗れた。

 水谷、岸川組は3回戦で丹羽孝希(明大)松平健太(早大)組との日本勢対決を4―3で制して勢いに乗り、2009年横浜大会銅メダル以来2大会ぶりの表彰台。張、松平賢組は3回戦で第3シードの中国ペアを4―3で破ったが、2大会連続の8強だった。

 女子ダブルス準々決勝で福原愛(ANA)平野早矢香(ミキハウス)組と藤井寛子、若宮三紗子組(日本生命)はともに敗れた。

 福原、平野組は3回戦で北朝鮮ペアを4―0で下したが、シンガポールのペアにストレート負け。藤井、若宮組は3回戦でハンガリーのペアに4―3で勝ったが、中国ペアに0―4で屈した。石川佳純(全農)森薗美咲(日立化成)組は3回戦でシンガポールのペアに1―4で敗れた。

 ▼水谷隼の話 (準々決勝は)本当に苦しい試合だった。4年越しのメダルを獲得することができた。あらためて世界の舞台で勝つのは簡単じゃないと感じた。明日は丹羽や松平賢たちの分まで頑張りたい。

 ▼岸川聖也の話 準々決勝の相手は力のあるペアだったが、ぼくらのメダルにかける思いの方が強かった。(個人戦で)3大会連続のメダル獲得は意識していなかった。(過去2大会は)銅メダルなので違う色のメダルが欲しい。

 ◆水谷 隼(みずたに・じゅん)08年北京、12年ロンドン両五輪代表。07年全日本選手権男子シングルスを史上最年少の17歳7カ月で制してから5連覇。世界選手権個人戦は09年に岸川と男子ダブルスで銅メダル。明大出、ビーコン・ラボ。172センチ、69キロ。23歳。静岡県出身。

 ◆岸川 聖也(きしかわ・せいや)08年北京、12年ロンドン両五輪代表。世界選手権個人戦は09年に水谷と男子ダブルスで銅メダル、11年に福原と混合ダブルスで銅メダル。宮城・仙台育英高出、スヴェンソン。168センチ、68キロ。25歳。福岡県出身。(共同)

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