遼 今季初の2試合連続予選突破「もっと上を目指せる」

[ 2013年4月21日 06:00 ]

第2ラウンド、18番グリーンでラインを読む石川遼

USPGAツアー ヘリテージ第2日

(4月19日 米サウスカロライナ州ヒルトンヘッドアイランド ハーバータウン・リンクス=7101ヤード、パー71)
 7位から出た石川遼(21=CASIO)は3バーディー、4ボギーの72で回り、通算2アンダーとした。悪天候のため17人が競技を終了できなかったが、20日に第1ラウンドの残りが行われ、石川は25位で今季初めて2試合連続予選を突破した。通算6アンダーでケビン・ストリールマン、チャーリー・ホフマン、スティーブ・ルブランの米国勢3人が首位に並んでいる。

 18番で8メートルのバーディーパットが届かず、石川は天を仰いだ。スコアを1つ落とし、7位から25位へと後退。それでも「悪いなりに頑張ったと思う」と我慢のゴルフに納得していた。

 風との戦いでもあった。「風が強かった。フェアウエーもグリーンも硬くなっていた」。グリーン上の木の葉の影響もあった。序盤はパットが入らなかった。1番で1メートルのバーディーパットを外すと2、3番で連続ボギー。しかし「ずるずるといかない」と自らに言い聞かせ踏みとどまった。

 流れが変わったのは6番パー4。残り146ヤードのバンカーから放った第2打はピンそば約50センチに寄るスーパーショット。初バーディーを奪うと、7、8番は3~4メートルのパットを沈めて3連続バーディーと巻き返した。

 マスターズ最終日に68を出した自信が後押ししている。「(このコースは)いろんな球を求められるコースでオーガスタと共通点はある。でも、ミスした時の許容範囲はこちらの方が広いので、その分楽」と余裕を持ってプレーできている。

 トップとは4打差。「あすはいい位置で終わって優勝を狙えるところにいたい。もっといい内容、もっと上を目指せるゴルフはできている」と上位進出へ自信を示した。

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