佐伯 首位だ!エースだ「球が消えて…おっ、と思った」

[ 2013年4月21日 06:00 ]

3アンダーでホールアウトし吉田弓美子と抱き合う佐伯三貴(左)

女子ゴルフツアー KKT杯バンテリンレディース第2日

(4月20日 熊本県菊池郡 熊本空港カントリークラブ=6455ヤード、パー72)
 23位で出た佐伯三貴(28=日立アプライアンス)が8番でホールインワンを達成するなど68で回り、通算3アンダーで単独首位に立った。1打差の2位に横峯さくら(27=エプソン)と一ノ瀬優希(24=加賀電子)がつけ、通算5オーバーまでの54人が決勝ラウンドに進出。今季から米ツアーを主戦場としている有村智恵(25=日本ヒューレット・パッカード)は8オーバーで予選落ちした。
【第2R成績】

 佐伯の首位浮上劇は、8番のホールインワンから始まった。149ヤードのパー3。7番アイアンで打ったショットはピン手前3メートルに落ち、そのままカップに吸い込まれた。「きれいに入りました。球が消えていったので、おっ、と思いました」と上機嫌。ツアーでは自身3年ぶり2度目のエースで流れを引き寄せた。

 幸運だけではなく、昨季の賞金ランキング5位の実力者ぶりも示した。土砂降りのコンディションも「嫌いではない」という。忠実に、真っすぐ打つ。ピンチでも、定評のある小技を駆使してしのぐ。「雨だとピンを狙わずに、逆にスマートにプレーができる」と豊富な経験を生かした。

 通算6勝目がかかる最終日に向けても、気負いはない。「早いうちに(今季)1勝目をしたい。いいプレーをしたい」と貫禄を漂わせた。

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