川内 ボストンからオファー届いていた「何か力に…」

[ 2013年4月21日 06:00 ]

大会への抱負を力強く語る川内。左は引退レースとなる藤田

 男子マラソンの川内優輝(26=埼玉県庁)が長野マラソン(21日)の会見に出席。15日のボストン・マラソンで発生した爆破テロ事件を受け、「二度と起きてほしくない」と沈痛な表情を浮かべた。

 ボストンからは今年の大会への出場オファーが届いていたが、人事異動の可能性を考慮して参加せず。今後のボストン出場について、「来年は人事異動で無理かもしれないけど数年後、何か力になれることがあるなら、参加して力になりたい」と“追悼ラン”に意欲を示した。テロを受け、長野マラソンでも当初、150人だった県警の警備を増員。民間警備会社の警備員504人に加え、3000人を超えるボランティアに対しても、不審物への注意喚起を徹底している。緊張感が漂う中、号砲を待つ川内は「(長野で)日本人が勝っていないので、日本人初優勝を目指す」と気合を入れた。

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2013年4月21日のニュース