「大鵬さんにささげたい」白鵬、全勝Vで涙の黙とう

[ 2013年3月24日 18:20 ]

土俵下での優勝インタビューで、元横綱大鵬の冥福を祈り黙とうする横綱白鵬

大相撲春場所千秋楽

(3月24日 ボディメーカーコロシアム)
 大相撲春場所で双葉山、大鵬を抜いて単独史上1位となる9度目の全勝Vを達成した横綱・白鵬。「久しぶりの全勝優勝なので良かったと思う。両横綱は憧れであり、愛している。2人の上に立つことは恐縮だが、光栄です」と大記録の喜びをかみしめた。

 今年1月19日に死去した元横綱・大鵬の納谷幸喜さん(享年72)を“角界の父”として慕っていた。初場所(両国国技館)では優勝を逃していた白鵬は、優勝インタビューの最後に「やりたいことがあります」と“異例”の願いを申し出た。

 インタビュアーに「時計ありますか?」。そして「大鵬さんに優勝をささげたい」と場内の観客に起立を促し、1分間の黙とうを行った。黙とうを終えた白鵬。手にしたタオルで両目をぬぐった。

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2013年3月24日のニュース