日馬富士5敗目…2桁勝利ピンチ また進退問題浮上も

[ 2013年3月24日 06:00 ]

日馬富士(左)を押し倒しで破る稀勢の里

大相撲春場所14日目

(3月23日 ボディメーカーコロシアム)
 日馬富士が“1桁横綱”に逆戻りのピンチだ。立ち合いからまわしが取れずに稀勢の里に体を起こされ、左からのおっつけで転がされた。5敗目を喫し、戻ってきた支度部屋では「かわいそうな、という目で見るなよ」とまさかの弱虫発言。「一生懸命やった結果。力を抜いているわけではない」と肩を落とした。

 千秋楽の白鵬戦で敗れるようなら、2桁には届かず、昨年九州場所以来の9勝止まりとなる。北の湖理事長(元横綱)は「もろい。1つ歯車が狂うと自分の流れにならない。今の感じだと2桁は厳しい」と吐き捨て、朝日山審判長(元大関・大受)も「勝つと全勝。負けると1桁では」と苦言を呈した。

 横綱昇進後の3場所で2度の1桁は大乃国以来の屈辱。「あすは東の横綱として責任を果たしたい」と前を向いたが、負ければ再び進退問題浮上の可能性が出てきた。

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2013年3月24日のニュース