「東京五輪」支持率70%に大幅アップ 昨年は47%

[ 2013年3月5日 21:39 ]

IOC招致委のメンバーを前に説明する重量挙げの八木かなえ。左は三宅宏実

 2020年東京五輪招致委員会は5日、国際オリンピック委員会(IOC)が調べた東京の開催支持率が都内で70%、全国で67%だったと発表した。東京を現地調査しているIOC評価委員会から伝えられた。昨年5月にIOCが公表した47%から大幅に上昇し、竹田恒和理事長は「非常にうれしい。目標を達成できた」と話した。

 今回の結果はIOCの評価報告書に記載される。16年五輪招致で東京は都内56%、全国55%で他都市に大きく劣り、敗因の一つとされた。

 現地調査第2日のプレゼンテーションでは、菅義偉官房長官が大会開催で赤字が出た場合は国が補てんする政府の財政保証を約束した。

 会場視察では国立競技場を改築し、メーン会場として使うことを説明した。卓球会場の東京体育館ではロンドン五輪代表の福原愛(ANA)と丹羽孝希(青森山田高)がプレーを披露。福原選手はバウマン委員とラケットを交え「卓球は初めてで難しいと言っていた。笑顔も見られたし、大成功だと思う」と手応えを口にした。

 柔道会場となる日本武道館では、男子日本代表の井上康生監督が視察に立ち会った。関係者によると、女子代表での暴力指導問題についての質問はなかった。

 東京国際フォーラムでは重量挙げの三宅宏実(いちご)らが案内役を務めた。

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