上村会長が辞任監督、コーチを慰留「コーチも宝」

[ 2013年3月5日 06:00 ]

 柔道の暴力告発問題で女子日本代表の田辺勝監督代行(40)と女性コーチの2人が辞意を固めたことで、全日本柔道連盟(全柔連)の上村春樹会長は4日「選手も宝だしコーチも宝。(辞意が)事実であれば慰留する」と話した。同会長は、田辺監督代行ら3人のコーチには暴力などは皆無として「あしき慣習で連帯責任になった」と、戒告処分は拙速の処理だったことを認めた。

 その後、斉藤仁強化委員長は3コーチを慰留。田辺監督代行は、戒告処分を受けたまま選手を指導することはできないとし処分の撤回を条件に翻意する可能性を伝えたという。しかし、処分については全柔連が設置した第三者委員会が精査している最中。すぐに全柔連が撤回できるものではなく、事態は予断を許さない状況となっている。

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2013年3月5日のニュース