田辺監督代行と2コーチ あらためて続投意思表示

[ 2013年3月5日 19:42 ]

辞意を撤回した田辺勝監督代行

 暴力問題に関する全日本柔道連盟(全柔連)の対応への不満から一度は辞意を固めた女子日本代表の田辺勝監督代行が5日、実業団などの合同合宿が行われた東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで「戒告処分が撤回の方向ならば現場を放棄する選択肢はない」と続投する意思をあらためて示した。

 田辺監督代行は暴力行為に関与していないとされながら、辞任した前監督らと同じ処分が科されたことを不服としていた。しかし、全柔連の上村春樹会長が処分見直しを示唆したため翻意した。

 同様の立場だった貝山仁美コーチも「いずれは退こうと思っていた」と明かしたが「今後については田辺さんと一緒」と辞意を撤回。田辺監督代行によると薪谷翠コーチも続投の意向という。

 全柔連は女子代表の新強化体制を4月に発足させる方針。同監督代行は新体制への参加についても「やってくれと言っていただければ前向きに考えたい」と話した。上村会長は3人について「大事な人材。新体制に入る可能性は高い」と私見を述べた。

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2013年3月5日のニュース