白鵬“初顔対策”千代大龍に貫禄14勝

[ 2013年3月5日 06:00 ]

千代大龍と四つに組む白鵬

 大相撲の春場所(10日初日、ボディメーカーコロシアム)で2場所ぶり24度目の優勝を狙う横綱・白鵬(27=宮城野部屋)が4日、大阪市東住吉区の九重部屋に出稽古し“初顔対策”として幕内・千代大龍(24)に威厳を見せつけた。

 これまでにも横綱は初顔や苦手力士の部屋に出向き、対策を練るという調整方法を取ってきた。この日は十両・千代鳳、幕内・千代の国とも数番胸を合わせたものの、お目当てはやはり東前頭2枚目まで番付を上げて初の上位戦を迎える元学生横綱。「学生相撲は立ち合いに懸ける思いがある。圧力があった。鋭さを感じた」と一気に押し出されるシーンもあったが、17番取って14勝3敗と貫禄を見せつけた。番付発表後初の関取衆との稽古を終え、白鵬は「(体調は)上がっている」と満足そうな表情だったが、千代大龍は「横綱に稽古を付けてもらうなんて考えられない。顔(身分)じゃないです」と恐縮していた。

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2013年3月5日のニュース