暴力、パワハラ対応…日本ボート協会「内部通報制度」導入

[ 2013年2月18日 19:00 ]

 日本ボート協会は18日、暴力、パワーハラスメントなど不正行為の早期発見と解決を目的とした「内部通報制度」を15日付で導入したと発表した。「現状、ボートにおいては暴力による指導は皆無」としながら、柔道女子暴力問題があったため制度が必要と判断した。

 コンプライアンス(法令順守)担当理事で、弁護士の鈴木仁氏が窓口となり、電話やメール、面談で通報を受け付ける。匿名の通報も認め、調査の結果、不正が明らかになった場合は処分を検討する。

 日本協会は昨年、ロンドン五輪代表の選考過程が著しく合理性を欠いたとして、日本スポーツ仲裁機構に再選考を命じられるトラブルもあった。相葉繁事務局長は「法的なチェックをしていこうということ。調査担当者には中立的な立場で動いてもらう」と説明した。

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2013年2月18日のニュース