川内 柏原には抜かせない!30キロ自己ベスト更新

[ 2013年2月18日 06:00 ]

1時間29分31秒の自己ベストで優勝した川内

 陸上の熊日30キロロードレースは17日、熊本市通町筋電停前―びぷれす熊日会館前のコースで行われ、8月の世界選手権(モスクワ)男子マラソン代表入りが確実の川内優輝(25=埼玉県庁)が、自己ベストを36秒更新する1時間29分31秒のコースレコードで優勝した。

 2時間8分15秒の自己新で別府大分毎日マラソンを制してから、わずか2週間。川内がまた進化した姿を見せた。3位の宮脇は1万メートルで日本歴代6位の27分41秒57というスピードランナーだが、30キロでは役者が違う。1キロ3分ペースの1時間30分を切る激走で、3月17日のソウル国際マラソンに弾みをつけた。「ソウルでの2時間7分台が現実味を帯びてくる」と手応え十分だ。

 見えない敵にも圧勝した。この日、青梅マラソンでは箱根駅伝5区で活躍した柏原竜二(23=富士通)が初めて30キロに挑戦し、1時間31分49秒で3位。コースや気象条件は違うが、2分以上の差をつけた。「柏原選手がマラソンに挑戦するまでに、自分はもっと記録を伸ばす」。川内は3月3日の玉名ハーフマラソンにも出場予定。公務員の最強市民ランナーは、走るたびにサプライズを起こしていく。

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2013年2月18日のニュース