なくなるのは嫌!未来のメダリスト夢見る小学生は涙…

[ 2013年2月13日 06:00 ]

レスリング五輪除外危機

 未来のメダリストを夢見る子供は涙を流した。12日、レスリングに取り組む小学生は「(五輪から)なくなるのは嫌」と衝撃を隠せず、指導者も「寝耳に水」と驚いた。

 岩手県宮古市の大槌さくらさん(11)は昨年1月、東日本大震災の被災地を激励しようと訪れた吉田沙保里の胸を借りて練習した。「自分が一生懸命練習してきたのは、五輪に出て金メダルが欲しかったから」と涙が止まらない。ロンドンで五輪3連覇を達成した吉田の姿を見て五輪への思いをますます強めていった。「オリンピックに近づけるよう、高校生と同じような練習をしていたのに」と言葉を詰まらせた。

 伊調千春、馨を育てたレスリング教室「八戸クラブ」(青森県八戸市)の沢内和興代表(66)も「女子レスリングはこれまで五輪で3大会しかやっていないのに信じられない」と声を落とした。

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2013年2月13日のニュース