伊達 気温40度でも気持ち強く「自分のプレー貫きたい」

[ 2013年1月17日 14:01 ]

全豪オープン女子シングルス2回戦、全豪18年ぶりの3回戦進出を決め、笑顔がはじけるクルム伊達公子

 テニスの全豪オープン第4日は17日、メルボルンで行われ、女子シングルス2回戦で世界ランク100位のクルム伊達公子(42=エステティックTBC)が同90位のS・ピアー(イスラエル)と対戦し、6-2、7-5で勝利し、全豪18年ぶりの3回戦進出を決めた。

 気温40度に近い中での厳しい試合を終えた伊達は、疲労はピークでも笑顔でいっぱい。「体が動いているだけに、自分のプレー貫きたいという思いだけだと思う」と、勝因を口にした。

 第1セットは快勝するも、第2セットで3-0でリードしてから足が止まりだした。「どっと鉛がのしかかったように体が重くなって、どうにもこうにも…」と急にペースが乱れ、相手に4ゲーム連取された。

 「メンタル的にも肉低的にもタフなので(1回戦より)今日の方がやりにくかった」と相手のピアーに、押し切られそうになったが、それでも4-4でキープすると「気持ちを持ち直せた」という言葉通りに、ブレイクを再び奪い、マッチポイントのゲームでは相手に得点を与えず勝利した。

 18年ぶりの3回戦へは「1戦1戦次に向けて回復させて、次に挑みたい」。体力的にはかなりつらいはず。しかし、今は簡単に負ける気がしない充実感が伊達の中にはある。

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