日馬富士 批判を力に「やってやろうと気合が入る」

[ 2012年12月3日 06:00 ]

申し合い稽古で豊ノ島を攻め込む日馬富士(右)

 3年ぶりの開催となる大相撲の冬巡業が2日、福岡県直方市で始まり、九州場所で9勝6敗に終わった横綱・日馬富士(28=伊勢ケ浜部屋)が批判を力に変えることを誓った。

 横綱審議委員会(横審)の鶴田卓彦委員長(元日本経済新聞社社長)から「横綱としての資格はない」などと?責(しっせき)されたが「皆さんに言われるからこそやってやろうと気合が入る。ありがたい」と感謝した。

 九州場所千秋楽翌日の11月26日から同30日までモンゴルに帰国。警察官だった亡き父・ダワーニャムさん(享年50)の影響で通信教育を受けている現地の警察学校にも出向いたそうで「卒業すれば警察官の資格も取れる。卒業は来年夏場所と重なるので論文を書く」と新たな目標も生まれ、心身ともにリフレッシュした様子だ。

 この日の朝稽古は両足首痛が完治していないため休養する予定だったが「ウズウズしてやりたくなった」と豊ノ島を指名して6戦全勝。批判にさらされながらも前を向いている。

続きを表示

2012年12月3日のニュース