ワセダ、また踏ん張れず…29年ぶり屈辱、対抗戦で3敗

[ 2012年12月3日 06:00 ]

<明大・早大>試合に敗れ肩を落とす早大の選手たち

関東大学ラグビー対抗戦Aグループ 早大32―33明大

(12月2日 国立)
 早大はまたしても踏ん張れなかった。最後はボールをキープして、時間稼ぎする作戦が失敗した。

 リードしながら、終盤の連続トライで逆転されるのは筑波大、帝京大戦と同じ敗戦パターンで対抗戦3敗は83年以来29年ぶりの屈辱。後藤監督は「(時間稼ぎは)もう二度とさせない。全員があの時間帯に集中できるチームじゃないと、この先は勝ち進めない」といら立ちをあらわにした。

 大学選手権へ向け、修正点は山積みだ。後藤監督は「集中して臨むはずだったが、最初の20分が全て」と前半23分までに3トライを奪われた試合の入り方、プロップ上田主将は「ワセダが自信を持っているスクラムで(後半32分に)認定トライを取られたのが負けた原因」とそれぞれ課題を挙げた。対抗戦4位に終わったが、目標はあくまで大学日本一。後半2分に5人抜きのスーパートライを決めたWTB中鶴は「ここからはい上がって優勝したい」と気持ちを切り替えていた。

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